箱根ラリック美術館


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 バスに戻りました。


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 バスは料亭・俵石を出発。仙石原美術館「箱根ラリック美術館」でアール・ヌーヴォーとアール・デコの宝飾作家でもある、ルネ・ラリックの作品を鑑賞します。

 箱根ラリック美術館は、神奈川県箱根町仙石原にある美術館で、フランスの著名なガラス工芸家・宝飾デザイナーであるルネ・ラリックの作品を展示しています¹²。この美術館は2005年に開館し、約1,500点の作品を収蔵しており、そのうち約230点が常設展示されています。

 美術館内には、ラリックが内装を手がけた豪華列車「オリエント急行」の車両も展示されており、カフェとして利用することができます。また、カジュアルフレンチのレストランやミュージアムショップも併設されており、訪れる人々に多彩な体験を提供しています。

 ルネ・ラリック(René Lalique、1860年4月6日 - 1945年5月1日)は、19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスのガラス工芸家、金細工師、宝飾デザイナーです。彼はアール・ヌーヴォーとアール・デコの両時代にわたって、その独創的なデザインで名を馳せました。

 ラリックはフランスのシャンパーニュ地方で生まれ、パリで育ちました。彼のキャリアは宝飾デザイナーとして始まり、特に女性向けの高級アクセサリーで名声を得ました。彼の作品はカルティエなどの著名な宝飾店にも提供され、当時の大女優サラ・ベルナールも顧客の一人でした。

 1900年のパリ万国博覧会で彼の宝飾作品が大きな注目を集め、その後、ガラス工芸に転向しました。彼のガラス作品には、香水瓶、花瓶、シャンデリア、時計などがあり、その美しいデザインは今でも多くの人々に愛されています。

 ラリックの作品は、動物や植物、女性像などのモチーフを多用し、特にオパルセント・グラス(乳白色で半透明のガラス)を好んで使用しました。彼の技法には、型吹き成形やプレス成形があり、これらの技術を駆使して多くの美しい作品を生み出しました。

 彼の作品は現在も多くの美術館で展示されており、特に箱根ラリック美術館では彼の代表作を間近で見ることができます。

 

 シャンパーニュ地方(Champagne)は、フランス北東部に位置する地域で、特に高品質なスパークリングワイン「シャンパン」の産地として世界的に有名です¹²。この地方は、パリから約140km東に位置し、冷涼な気候と石灰質の土壌が特徴です。

 シャンパーニュ地方で生産されるスパークリングワインは、特定のブドウ品種(シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエ)を使用し、厳格な製法規定に従って作られます²。この地域で生産されたスパークリングワインだけが「シャンパーニュ」と名乗ることが許されています。

 また、シャンパーニュ地方は歴史的にも重要な地域で、中世には商業の中心地として栄えました。現在でも、ランスやエペルネーなどの都市は観光地として人気があります。

 箱根ラリック美術館のオリエント急行の車両内でティータイムを楽しむことができます。このカフェ「ル・トラン」では、ラリックが内装を手がけた豪華なサロンカーで、飲み物とスイーツを楽しむことができます。予約は当日現地で先着順に行われるため、早めに訪れることをおすすめします。

 この特別な体験は、美しい内装とともに優雅なひとときを過ごすことができるので、ぜひ訪れてみてください。

 

 オリエント急行(Orient Express)は、1883年に運行を開始したヨーロッパを走行する長距離夜行列車です。初期にはパリからコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)までを結び、豪華な寝台車と食堂車を備えた列車として知られていました。

 この列車は、王侯貴族や外交官、裕福な商人や旅行者などに愛用され、その豪華さと快適さで名声を得ました。また、アガサ・クリスティの小説『オリエント急行の殺人』の舞台としても有名です。

 現在では、観光列車として復元され、ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(Venice Simplon Orient Express)などが運行されています。

 

 オリエント急行の初期のルートは、パリからコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)までを結んでいました。具体的なルートは以下の通りです。

 1. パリ(フランス)

 2. ストラスブール(フランス)

 3. ミュンヘン(ドイツ)

 4. ウィーン(オーストリア)

 5. ブダペスト(ハンガリー)

 6. ブカレスト(ルーマニア)

 7. ソフィア(ブルガリア)

 8. コンスタンティノープル(トルコ)

 このルートは、ヨーロッパの主要都市を結び、豪華な旅を提供しました。後に、ルートは変更され、他の都市を経由することもありましたが、基本的な目的地は変わりませんでした。

 現在の観光列車としてのオリエント急行も、ヨーロッパの美しい都市を巡るルートを提供しています。

 

 アール・ヌーヴォー(Art Nouveau)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に広がった国際的な美術運動です。フランス語で「新しい芸術」を意味し、花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線を多用した装飾が特徴です。

 このスタイルは、建築、工芸品、グラフィックデザインなど多岐にわたり、鉄やガラスといった当時の新素材を積極的に利用しました。代表的なアーティストには、ガラス工芸のエミール・ガレやルネ・ラリック、ポスターアートのアルフォンス・ミュシャなどがいます。

 アール・ヌーヴォーは、伝統的な様式にとらわれず、新しい美の表現を追求した運動であり、その影響は現在でも多くのデザインに見られます。

 アール・ヌーヴォーの建築は、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行した芸術運動の一環で、自然界のモチーフや自由曲線を多用した装飾が特徴です。以下に、アール・ヌーヴォー建築の主な特徴と代表的な建築家を紹介します。

「特徴」

 1. 有機的なデザイン : 花や葉、ツタ、昆虫など自然界のモチーフを取り入れたデザインが多いです。

 2. 自由曲線 : アシンメトリーな曲線模様や流動的な曲面が特徴です。

 3. 新素材の使用 : 鉄やガラスなど、当時の新素材を積極的に使用しました。

 4. 装飾性 : 建物全体にわたる細やかな装飾が施されており、門扉や階段の手すり、天井などに見られます。

「代表的な建築家と作品」

 - ヴィクトール・オルタ : ベルギーの建築家で、アール・ヌーヴォー建築の先駆者とされています。代表作には「タッセル邸」

           や「ソルヴェー邸」などがあります¹²。

 - エクトール・ギマール : フランスの建築家で、パリの地下鉄駅の出入口デザインで知られています¹²。

 - アントニ・ガウディ : スペインの建築家で、バルセロナの「カサ・バトリョ」や「サグラダ・ファミリア」などが有名です。

 アール・ヌーヴォー建築は、その美しい装飾と革新的なデザインで多くの人々を魅了し、現在でも多くの建物が保存されています。興味があれば、ぜひ実際に訪れてみてください。

 アール・デコ(Art Deco)は、20世紀初頭にヨーロッパとアメリカで流行したデザイン様式です。1910年代半ばから1930年代にかけて発展し、幾何学模様や直線、対比の強い色使いが特徴です。

「 特徴」

 1. 幾何学模様 : 円や三角形、四角形などの幾何学的な形状を多用します。

 2. 直線と曲線の組み合わせ : 直線的なデザインと流線型の曲線を組み合わせたデザインが多いです。

 3. 鮮やかな色使い : 原色を使ったコントラストの強い色合いが特徴です。

 4. 工業化と機能性 : 工業製品のデザインに影響を受け、機能性と美しさを兼ね備えたデザインが多いです。

「代表的な建築物」

 - クライスラー・ビルディング(ニューヨーク)

 - エンパイア・ステート・ビルディング(ニューヨーク)

 - ロックフェラーセンター**(ニューヨーク)

 アール・デコは、家具やファッション、グラフィックデザインなど多岐にわたる分野で影響を与えました。特に1925年のパリ万国博覧会でそのスタイルが広まりました。

 

 ルネ・ラリック(René Lalique、1860年4月6日 - 1945年5月1日)は、19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスのガラス工芸家、金細工師、宝飾デザイナーです。彼はアール・ヌーヴォーとアール・デコの両時代にわたって、その独創的なデザインで知られています。

 ラリックは、ジュエリーやガラス工芸品、香水瓶、花瓶、シャンデリア、時計など、多岐にわたる作品を手がけました。特に、自然や動物、女性像をモチーフにした作品が多く、彼の作品はその美しさと精巧さで高く評価されています。

 彼のキャリアの初期には、カルティエなどの有名宝飾店にデザインを提供し、サラ・ベルナールなどの著名な顧客もいました。後にガラス工芸に専念し、香水瓶や花瓶などのデザインで再び注目を集めました。

 ラリックの作品は、現在も多くの美術館やコレクターによって大切にされています。彼のデザインは、今なお多くの人々に愛され続けています。

 ルネ・ラリックの有名な作品には、以下のようなものがあります。

 1. 香水瓶「コティ」**: フランスの香水メーカー、フランソワ・コティのためにデザインされた香水瓶。ラリックのガラス工芸

 の技術が光る作品です。

 2. 花瓶「オパル」**: 美しいオパルガラスを使用した花瓶で、自然のモチーフが特徴的です。

 3. ジュエリー「リバティ」**: 自然や動物をモチーフにしたアール・ヌーヴォー様式のジュエリー。

 4. シャンデリア「ヒバリ」**: 鳥をモチーフにした豪華なシャンデリア。

 5. 時計「サラ・ベルナール」**: 有名な女優サラ・ベルナールのためにデザインされた時計。

 これらの作品は、ラリックの卓越したデザインと技術を象徴しています。彼の作品は、現在も多くの美術館やコレクターによって大切にされています。